旅づくし
菅沼佐和子 文と写真の修業用ブログ
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さわこ

Author:さわこ
SAWAKO
人呼んで「埼玉の女マルコ・ポーロ(笑)」。現在は東京在住です。編集プロダクションで旅行ガイドブックの編集を経験後、バックパッカーとして世界を巡る。これまでに訪れた国は100以上。現在はフリーランスライター&編集者として、再び旅行ガイドブック作成に関わる日々。
旅の素晴らしさ、世界の文化の多様さを、多くの人に伝えたいと願っています。

メール:sawakon29@hotmail.com
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サルにメガネをとられた
旅をしていると、ときにマンガのように滑稽なことが起きたりする。
この夏の旅行では、インド北部のシムラーでの出来事が、まさにそんな感じだった。

シムラーは、標高約2200mにある山間の都市。
かつてはイギリス領インドの夏の首都だった場所で、山の中腹の斜面に多くの建物が並び、それをつなぐ道がうねるように山中を走っている。現在もヒマーチャル・プラデーシュ州の州都だ。

そんなシムラーの街を訪れると、山の上から町を見下ろしている巨大なハヌマーン(猿神)像に気づくことだろう。
世界最大のハヌマーンといわれるこの赤い像は、ジャクーという有名な寺院内に建てられたものだ。

ある日、このジャクー寺院を訪れてみた。
サルの神様を祀っているからかどうかはわからないが、辺りにはサルがうようよしている。
見学後、「有名だという割にはそんなに大した寺じゃないなあ」と思いつつ歩いていたら、近くの階段から私の顔に向かってとびかかってきたサルがいた。
とっさに腕で身を守ったが、引っかかれたりはしなかったようでどこも痛くない。

しかし、何かおかしい。妙に視界がぼやけている。
なんと、私のメガネがいつの間にかなくなっている。
サルは私のメガネを狙ってきたのだった。ほとんど気づかないうちに、するりと上手にとられていた。

幸い近くにいた掃除のおじさんが、私を助けるために来てくれた。
おじさんに促されて持っていたあめ玉2個をサルに渡すと、すぐに袋をやぶってかじりついたけれど、片手で持てるものを渡してもメガネは手放してくれない。
そこでおじさんは30ルピーを私に要求し、それでお菓子を買いに立ち去った。

今回私はスペアのメガネを持ってきていない。このままメガネがなくなったら歩くのもおぼつかない。
メガネを持っているらしきサルをやっとのことで見分けつつも、このまま逃げてしまったらどうしよう、とヒヤヒヤする。

戻ってきたおじさんが、サルをお菓子で釣ろうと奮闘すること数分・・・。
でもそれは、10分ぐらいのように長く長く感じられた。
ついに、お菓子に夢中になったサルがメガネを手放した。

おじさんいわく、時にはサルが人間の真似をして、メガネをかけることがあるという。そっちも見てみたかったけど、メガネをとられておろおろしている私も、かなりの見ものだったのかもしれないな、と思う。

サルにメガネをとられたの、人生で2回目だ(1回目はラオスで飼いザルにとられた)。
私のメガネをとった際の熟練の技を思い返すにつけ、「何たるうまさ」と感心を禁じ得ない。

140820-6.jpg
ジャクー寺院には本当にサルが多い。しかもかなり凶暴だ
   
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