旅づくし
菅沼佐和子 文と写真の修業用ブログ
プロフィール

さわこ

Author:さわこ
SAWAKO
人呼んで「埼玉の女マルコ・ポーロ(笑)」。現在は東京在住です。編集プロダクションで旅行ガイドブックの編集を経験後、バックパッカーとして世界を巡る。これまでに訪れた国は100以上。現在はフリーランスライター&編集者として、再び旅行ガイドブック作成に関わる日々。
旅の素晴らしさ、世界の文化の多様さを、多くの人に伝えたいと願っています。

ウェブサイト:https://sawakon29.wixsite.com/writer
メール:sawakon29@hotmail.com

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映画『おいしいコーヒーの真実』
先ほどまで、レンタルビデオ店から借りてきたDVDを見ていた。

『おいしいコーヒーの真実』は、エチオピアのコーヒーに焦点をあて、生産から焙煎業者、卸売り、小売店までの、コーヒーに関するさまざまな業者を映し出すドキュメンタリーだ。

貧困に苦しみ、採算のあわないコーヒーよりも、より高く売れる換金作物であるチャット(ニシキギ科の常緑樹の一種で、効果は弱いが麻薬の一種とされる)に移行しようとするエチオピアの農家。

一方、世界の別の場所では、おいしいコーヒーを淹れる技磨きに励み、選手権に参加するバリスタたちがいる。彼らは恐らく厳しい、しかし華やかな世界に生き、好きなことをしながら生活には困らない収入を得ている。

コーヒーひとつとっても、なんと違う世界が存在していることだろう。
このドキュメンタリーを見て、私たちが生きている世界は一様ではなく、まるでパイの皮のように何層にも分かれているのだと悟った。

旅をするということは、まるで世界の表皮の一面だけを見ているようなものだと感じた。たとえそこに、いかに多くの真実が含まれていようとも。

貧しいことは悪いことだとは思わない。私を含め、多くの人が途上国の決して豊かではない暮らしに対して、魅力やノスタルジーを感じているのだ。ものが少ないからこそ、物質以外の面で豊かなものはあると思う。

ただ、先進国の勝手な都合により貿易上の不公平が生じ、生産国であるにもかかわらず十分な収益が得られず、援助に頼らざるをえない途上国の現実を知ると、世界は富を手放したくない人になんと都合よくできていることかと思う。

そしてそれは悲しいことに、国家間だけでなく個人にも往々にして見られる現象なのだ。

その一方、農民の生活向上を目指して奔走するエチオピア人や、栄養失調の子供を献身的に診察する医師や看護師の姿も映し出される。

人が他人の痛みを自分のことのように感じ、他人のために身を捧げることができる。
利益を度外視した人間の崇高な一面に、救われる思いもした映画だった。
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