回・顧・旅
世界一周の旅を終え、ついに日本に落ち着いた私こと「さわこ」が、かつての旅の出来事や、日々考えたことなどを書き綴ります。
プロフィール

さわこ

Author:さわこ
本名:菅沼佐和子
旅好きな30代女性。イギリス留学、旅行ガイドブックの編集を経験後、バックパッカーとして世界を巡る。これまでに訪れた国は100以上。最近は再び旅行ガイドブックの編集にいそしむ日々。東京都在住。
ホームページ:48.tok2.com/sawakon
メール:sawakon29@hotmail.com

最近のお仕事
・中国ニュースサイトの専属ライター
・「歩き方西安・敦煌・ウルムチ」「中国」「チベット」の取材、編集
・世界史人物本に、マルコ・ポーロや切り裂きジャック等につき執筆
・小学館の霊場本に、知多八十八ヵ所、関西花の寺、津軽三十三ヵ所、伊豆横道三十三ヵ所、信州三十三ヵ所について執筆。
・リビアのガイドブックを取材、執筆、編集
・インドのガイドブックを取材、編集
・スイスのガイドブックを取材
・アラスカのガイドブックを編集
・「地球の歩き方 海外旅行トレンド2009 今、こんな旅がしてみたい!」のインドページを執筆
・旅行業界Web新聞「トラベルビジョン」に記事執筆
・日経ビジネスの同梱誌「ふたりの時間」に上海の記事を執筆
・某ポータルサイトの個人投稿ブログ選者



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ギリシャ、ロドス島のリンドス
ギリシャは私の大好きな国。

群青色の海に浮かぶ島々や、涼しげな木陰を作るオリーブの木々。各地に点在する乾いた遺跡と、今も息づく古代の物語。そしてシンプルで気持ちのよい町並みと、そこに漂うどこか東洋を思わせるエキゾチックな雰囲気。さらには装飾の美しいギリシア正教など、すべてが私を魅了してやまない。ついでにかわいらしい文字さえも!

今回は2005年に訪れた、トルコ近くに位置するエーゲ海の島、ロドス島はリンドスの写真を掲載する。

現在ロドス島で最も大きいのはロドス市だが、古代この島で栄えていたのは3つの別の都市だったという。
それがカメイロス、イアリュソス、そしてリンドスだ。

なかでもかつての様子をよく残しているリンドスは、観光客に人気が高い場所。

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入り江のすぐ横に小高い丘があり、その横に家がひしめいている。あれがリンドスの町だ。

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この建物の間の迷路のような細い道を迷いながら進む。しばらくすると、

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アクロポリス(王城)へ至る城壁の下に到着。この城壁は中世に作られたもの。
炎天下の中、ここをひたすら上っていく。

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てっぺんには未修復の古代遺跡がある。
ここからの周囲の海の眺めがものすごく美しい。

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小さなお堂もこんなにおしゃれ。
エーゲ海の島々で見られるこうしたシンプルなかわいさに、ぐっときてしまう女性は多いだろう。

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帰り道にはこんなカフェも。ナチュラルで凝りすぎていない感じで、景色にもよく調和している。
あ〜もう、ギリシャってどうしてこうも素敵なんだろう。

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ついでに、ギリシャはパトカーまでこんなにさわやか。
貴州省 黄果樹風景区
この週末は、家で中国語の勉強と料理ばかりしていた。
中国語検定まであと1週間、今回もどうなることやら・・。

言葉を勉強しているせいもあるが、今一番行きたい国は中国だ。
中国関係の仕事ばかりしていた頃は、中国にいてもあまり外国のように感じられなかったが、
行けないとなると懐かしくてたまらなくなってしまう。

なかでも貴州省を中心とした西南エリアは、チベットや新疆と同様私の好きなエリアだ。
いつかガイドブックとはまた別に、この地域の本を作りたいものだ。

今回は2007年に訪れた、貴州省安順市郊外にある黄果樹風景区について。

ここはアジア最大の滝があることで有名で、貴州省でも1、2を争う観光地だ(と思う)。
風景区内にはいくつかの見どころがあり、巡回バスに乗って巡れるようになっている。

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天星橋景区は奇岩と水が織り成す景色が見どころ。入口を抜けると、まず池の中の飛び石の上を歩く。

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団体で観光に訪れていた民族衣装姿の人々。
どの民族か当時はわかっていなかったが、今見返したらこの人たちは漢民族だと思い至った。

漢民族は中国の主要民族。中国の伝統衣装といえば普通チャイナドレスが浮かぶが、明代に屯田兵として貴州にやってきた人々は、このような衣装を着ている。

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メインの見どころ、黄果樹瀑布。
滝つぼの周囲にぐるりと遊歩道が作られている。
これより先に進むと、かなり離れていても水しぶきが飛んできて迫力満点だ。

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滝の裏側にも遊歩道があり、歩いて通ることができる。
滝の裏側から撮った写真。カメラがぬれないよう必死だった。

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滝の裏の遊歩道から出てきた人々。
ガイドブックにはびしょぬれになる、と書いてあったが、それほどでもなかった。
リビアのムルズク砂漠
2007年秋に訪れた、リビアのムルズク砂漠。
今見返してみると、我ながらスペシャルな場所にいたなあと思う。
最近はスイスとかインドとか、メジャーな国にしか行っていないから・・。
旅の写真は後から見ると、辛かったことも忘れどれもよい思い出に満ちている。

リビア編のガイドブックははそのうち改訂されるようだが、そこそこ売れているのだろうか。
現在別の会社の社員になっている私には、もう仕事は回ってこない。
今後再び行くことがあるかどうか、分からない国になってしまった。

近々検定試験を受けるので、最近は勉強で忙しい。簡単に・・・。

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ここはまだムルズク砂漠というよりは、アカクス山地の中。世界遺産に登録された壁画が多く残る。
何も知らずに見ると、アメリカ西部の砂漠地帯のようだ。
たたずんでいるのはリビア人のガイド。

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ムルズク砂漠のただ中に、石化した木がたくさん転がっている場所があった。
幹の中心は空洞になっている。おちゃめなドライバーがくぐり、「撮ってよ」と催促する。

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砂漠のまっただなかで4泊。砂のきれいな場所を探して砂漠を撮影するカメラマン。
カメラマンと海外へ行く仕事が初めてだったせいもあると思うが、妙にかっこよく見えた。
しかし、女性ライターと2人でしょっちゅう外国へ仕事に行くようだから、奥さんはよく平気だなあ、といらぬ心配をしてしまった。
タイでパダウン族の村を訪れる
最近、外付けのハードディスクを購入した。
320ギガバイトで6000円台。読み込みはCDやDVDに比べて非常に早い。
私がこれまでに撮ってきた写真など、余裕で全部入ってしまう。

こういう便利なものが、世界一周の時点であったらなあ・・。
かつて世界一周していた頃は、葉書ぐらいにしかプリントできない小さいサイズで写真を撮っていたため、今仕事で使う機会があっても活用できないことがある。こういうのがあったら、もっと大きいサイズで撮っておいたのに。

とにかく、海外出たくてたまらない病がしつこく続いている私にとって、過去に撮った写真を眺めるのは楽しい。
時には「もうこの先、こんな風に旅することはできないかもしれない・・」などと悲観的な思いに沈んでしまうこともあるが、普通は楽しかった思い出が次々とよみがえってくる。

せっかく写真を取り出しやすくなったことだし、過去の写真を時間があるときに紹介していくことにした。


まずはじめは去年(2008年)夏に訪れたタイ。
スイスの取材後、会社にちょっと無理を言って、10日間ストップオーバーさせてもらった。

タイ北西部のメーホーンソンは、かねてから行ってみたかった町だった。そこから車をチャーターして、近郊の少数民族村を1日かけてめぐった。

最初に訪れたのが、首に真鍮の輪をたくさんはめて首を長く見せることで有名な、パダウン族の村である。

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昔話に出てきそうな村のたたずまい。
村の名前は忘れてしまったが、村の入口の看板の写真を見ると「BAAN MAI NAI SOI一時避難所」とある。
ミャンマーとの国境近くだったようで、すぐ近くに軍隊が駐屯していた記憶がある。

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彼らはミャンマーからの難民で、国籍はミャンマー人だ。
観光客が支払う村への入場料は、彼らの重要な収入源となっている。
細い小道に面した民家の多くが、みやげものを販売している。

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首に輪をつけていない、一風変わった格好のおばさん。手に持っていたのは何だったっけ・・。

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村の学校。数学の勉強をしている。
小さな子供たちが英語を勉強しているクラスもあった。

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村にあったキリスト教の教会。ウィキペディアによると彼らは精霊崇拝のようだが、一部キリスト教化しているという。村内では精霊崇拝の痕跡もみられた。

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素朴な教会の内部
南インドの記事を書いた
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仕事で久しぶりに文章を書いた。そう大したことのないブログだけど・・。
インドのラーメーシュワラムについての原稿で、7年も前に行った場所のことを書くのはちょっとホネだった。

http://arkatalog.weblogs.jp/

こんなことを言うのはちょっと恥ずかしいが、自分で自分の文章を、何度も何度も眺めては悦に入ってしまった。何たる満足、何たる幸せ。

なにも自分の文章がすばらしいと思っているわけではなく、文才は全然ないなあと実感する今日この頃なのだが、「書いた」ということ自体が嬉しくてたまらない。

どうして自分はこんなに、旅について書くことが、作ることが好きなんだろう。

旅をしていないと、書きたいことがなくてこの満足感をあまり味わえない。日本にいて、それもちょっと辛いことのひとつになっているかもしれない。

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私は日本において、日常生活を楽しむのが下手な人間だとつくづく思う。

人を楽しませるために「作られた」アトラクションばかりのこの国で、本来のもの、本当のものに触れられる機会はそう多くない。至る所で目にする宣伝文句に、その言葉が理解できる日本語であるからこそ、余計に嫌気がさしてしまう。

身近にあるものに満足できないからこそ、旅は私にとって、大概の人にとって以上に重要なものであり続けてきた。そこで目にするものは、旅人としての目からしか見られないとしても、多種多様な人と自然、国のありよう、私の憧れというフィルターを通して、心に入ってくる真実であるからだ。

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一体何が言いたかったのか、うまいオチが思いつかないけれど・・・。

お察しのとおり、本日は少々酔っ払っております。今やっているスイス鉄道の本が、ちょっと一段落したため、週末はゆっくり過ごせそう。

旅からすっかり離れてしまったような今日このごろでも、旅というものについては日々考えている。

同じバックパッカー経験者でも、帰国後もうそれほど旅をしたいと思わなくなる人と、旅に恋こがれて苦しむ人がいる。

私は明らかに後者であり、今後もその気持ちはおさまることがないだろう。・・・日本の日常生活をエンジョイできる日が来るまでは。

http://www48.tok2.com/home/sawakon/6photogallery2/18photo.htm
有限会社 太鼓もち
「ちょっとちょっと、こんなホームページあるよー!」
「何これー、こんな会社本当にあるの?」

ゆうべ友達のCさんと、スカイプで話をしていた時のこと。
久しぶりに腹の底から笑えるものを発見してしまった。

最近私とCさんは、会話の途中で耳慣れない言葉や知りたい事柄が出てくると、すぐその場で調べつつおしゃべりしている。

「ポン引き」「当て馬」「ちょうちん持ち」・・・並べてみるとくだらない言葉が多いけれど、その意味を論じ合ったり応用してみたりすると、その都度ちょっとおりこうになった気分にひたれる。向学心に燃える(?)私たちならではの、インテリジェントな会話が夜々繰り広げられているのである。

ゆうべ、そんな私たちの興味をひきつけたのが「太鼓持ち」という言葉だった。早速検索してみると、太鼓持ちとは要するに「場を盛り上げる人」という意味で、それほど意外でもなかったが、同時に検索に引っかかったあるサイトに目が釘付けになった。

taikomochi1.jpg

「有限会社 太鼓もち」

どこまでもダメな貴方を褒めまくり
貴方のテンションあげまくる
それが有限会社 太鼓もち

http://www.taiko-moti.com/index.html
(↑できたら以下を読む前にクリックして、あちこちご覧ください)



どうやらこの会社は、人を褒め持ち上げることを生業としているらしい。「サービス内容」の項を見ると、掲示板への書き込みのサクラ役や、友達になってくれるサービス、そして悩める人に対しての「死なないでサービス」を行なっている。

・・・まさか、この世にこんな企業が存在するとは。しかしそれにしては相当しっかりしたホームページだ。「法人向けサービス」なんて項目もあり、冗談にしてはあまりにも念が入り過ぎている。

「ごあいさつ」の項には、落語家のような社長の写真が掲載されており、その名前は「持上落須(もちあげ おとす)」。・・・こ、これはいかにもアヤしい。

しかも「利用者の声」に掲載されているのは、「驚異的なモチベーションの上昇を実感!」したという独眼竜正宗さん、「太鼓もちさんに救われました!」という井上社長(誰?)、そして「ピンポイントの持上げ力!」と絶賛するベートーベン。

しかしそれでも私たちは半信半疑のまま、いつまでもあっちこっちを開いては読んでいた。そのうち右端のリンクに気づいた。リンク先の各企業も、どれも妙な感じの面白いサイトばかりだった。

■ライバルの飲食店の業績を少しだけ悪化させる会社・・・有限会社フードファイター

■依頼人の便宜だけを図り一方的に裁く著しく公共性に反した会社・・・株式会社勝手な裁判所

■アナタを魔法の力でお手伝い! 魔法による心のエステプランもある・・・株式会社白魔法

■ヤクルトレディーが全国にどのくらいいるのか知りたい方・・・スパイ株式会社

あれこれ眺めていて、ようやくこれが、ホームページ作成会社のサンプルだということに思い至った。なかなか気づかなかったのが恥ずかしいが、それほどしっかり作られていたのだ。

それにしても・・・このユーモアのセンスはただ者じゃない、と思うのである。見せるためのサンプルサイトなら、もっと普通に作ったほうが楽だろうに、ここまで念を入れて面白く考えてあるのはなぜだろう。顧客をニヤリとさせて獲得しようという魂胆なのか。

サイトのインパクトが強すぎて「太鼓持ち」に関する他の発見はかすんでしまった。たとえばその語源は「太閤(秀吉)持ち上げ」であるとか、現在でも伝統的な職業としての「太鼓持ち」をする人が日本に4人いる、などということ・・。

世の中、何もかもきちんとしてしまってつまらない今日このごろ、「有限会社 太鼓もち」のような妙な会社があってもいいのかもしれない。私は利用しないだろうけど・・。

どことなく夢を感じさせる、素敵なホームページの発見だった。
漫画の聖地、トキワ荘跡を訪れる
江古田の安アパートに引っ越して、早1年。その記念日だからというわけではないですが、今日は徒歩でトキワ荘を訪れてきました。

会社や実家へ行くのに便利なこと、学生街で物価が安いこと・・。
今のアパートを選んだのにはいくつか理由がありましたが、そのうちのひとつが「トキワ荘に近いから」でした。

トキワ荘とは、ご存知手塚治虫や藤子不二雄、赤塚不二夫など、かつて多くの漫画家が暮らした木造アパートです。トキワ荘を舞台にしたアニメやドラマもあるようですが、私は子供の頃藤子不二雄Aの『まんが道』を読んで、いつか訪れたいと思っていました。

まんがという夢に向かって一心に励む漫画家たちの姿は、たとえ漫画家を目指していない人の心でも、アツくさせずにはおきません。1年前、江古田のアパートに住むにあたって、私は「ここを自分のトキワ荘と呼ぼう」などと考えたものでした(笑)。

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↑トキワ荘がある通り。道路は結構幅広いけれど閑散とした感じ

さて、トキワ荘の所在地は、豊島区南長崎3-16-6。私のアパートからはすごく近いわけではなく、電車で2つ目、徒歩だと30分ほどかかる場所です。

通りは意外なほど閑散としていました。ちょっと不安になった頃、現れたのが花咲公園。この片隅に、記念碑「トキワ荘のヒーローたち」があります。碑には著名漫画家によるイラストのプレートが貼られ、上部には、トキワ荘の立体模型がついています。

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↑記念碑「トキワ荘のヒーローたち」

後から調べたところ、この碑は今年4月に設置され、除幕式には鈴木伸一や水野英子が駆けつけたとのこと。その日に行けば、きっともっと盛り上がったのでしょうね〜。今日は日曜というのに、誰も見に来ている人がいなくてちょっと寂しかったです。

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↑トキワ荘はこんな感じだった

数百メートル進むと、「トキワ荘跡入口」の看板が立っています。導かれて路地に入ると、あるのは日本加除出版株式会社という、不思議な名前の出版社の建物(写真中央)。トキワ荘があった場所にはその後高級アパートが建てられ、2007年時点では空き地だったようなので、この建物はつい最近建てられたものなのでしょう。

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↑中央の赤茶色の建物が出版社

「出版社なんかやめて、また木造のレトロなアパートを建てれば高く貸せるし、見に来る人も増えて町おこしになるのに・・もったいない」などと、私はうじうじ考えていました。だってあまりにもつまらなくって・・。

さて、すぐ近くにある中華料理店「松葉」へ。トキワ荘なき今、この町を訪れる最大の目的と言ってもいいでしょう。当時から変わらず営業している唯一の店です。今年のいつだか、読売新聞にも載っていました。

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↑中華料理店「松葉」

店の入口や窓には「あの小池さんが食べていたラーメン」という見出しの日刊ゲンダイの記事や、『まんが道』でラーメンを食べている場面などが貼られています。中が見えず、非常に入りにくい感じだったのですが、思い切ってドアを開けると、ほぼ満席でびっくりしました。

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↑藤子作品に登場する小池さんのモデルは鈴木伸一

もちろん私は、小池さんが食べていた普通のラーメン480円を食べようと思っていたのですが、でかいカメラをぶらさげた、いかにも「漫画オタクです」的な自分の格好が恥ずかしく、あせって間違えてしまいました。味噌ラーメン600円を注文。
お味は・・まあコメントしないでおきましょう。

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↑小池さんはこの人

店内には、客が自由に書き込みできるノートが置いてありました。見ると、トキワ荘目当てに来た人も、けっこう多くいるようです。店内の客はみな地元のおじさんのように見えましたが、もしかしたら彼らも、遠くから来たファンだったのかもしてません。

ここ、あまりにも普通の雰囲気の町なので、1人で来るとなんだか恥ずかしいんですよね・・。もしかすると、みんなこそこそと静かに「聖地巡礼」しているのかも、と思わせるような場所でした。

初めてのコシャリ作りに挑戦!
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今年7月、まだ、インド編のガイドブックを編集していたある晩のこと。
インドとはまったく関係なく、なぜか突然コシャリが食べたくてたまらなくなりました。

コシャリはエジプトの大衆的な料理で、米、パスタ、豆の上にトマトソースがかかったもの。エジプトに行ったことがある人はご存知のはずです。

炭水化物だらけの奇想天外な組み合わせに最初は驚かされますが、これが1皿数十円からと非常に安く、旅費節約のために食べる人や、なかには愛好している日本人などもいたものです。

私もエジプトは比較的長く滞在したので、何度もこのコシャリを食べる機会がありました。おいしい店とまずい店があり、おいしいと思った店はパスタにニンニクの香りか味がついていた記憶があります。

スイスのスーパーで、たまたまレンズマメとひよこ豆を見つけたので、コシャリ用に購入してきました。どちらも500g260円程度でしたが、日本で買うともっと安かったのかも。そして近くのスーパーでトマト缶とマカロニ、ニンニクを購入。準備はばっちりです。

↓レシピはこちらを参考にしました。
http://yaplog.jp/sarah/archive/92

↓他のレシピ
http://skygate.weblogs.jp/blog/2009/02/post-60d2.html

パスタ、ひよこ豆、レンズ豆、米、そしてトマトソース。どれも別々に煮たり炊いたりしなければならず、コンロが1つしかない私の家では大変です。深夜11時過ぎから作り始めたので、玉ねぎフレークはなしにして、超おおざっぱに作りました。

途中、エジプトで知り合った友達から電話があったので、
「今コシャリ作ってるよ。おいしくできたらコシャリパーティーしようね!」
と言いましたが、
「えー、いいよー」
と断られてしまいました(泣)コシャリ、どちらかといえば旅人に嫌われていた料理だったかもしれません。

さて、あれこれの材料をゆで、自分の好みに合わせて豆やパスタをニンニクで炒めました。お皿に盛り付けて、トマトソースをかけて、いただきま〜す!

適当だったにもかかわらず、なんとこれが意外にいける!ひよこ豆とレンズ豆がかなり硬くて、エジプトで食べたコシャリにそっくりとは言えなかったですが、それらしき物を食べている気分が味わえました。アレンジしてつけたニンニクの風味も食欲を誘います。豆が硬くなくて、玉ねぎフレークがかかれば、かなりエジプトの気分が味わえそう。

というわけで、初めてにしては意外にうまくいったコシャリ作り。難しい技はいらないので、コシャリファンはぜひお試しあれ。

タイで足を吸われてみる
タイの首都・バンコクに到着しました。
たった1日の滞在、頑張って観光しよう!と思ったのですが、結局ホテルにチェックインしたらまた午後まで寝てしまいました・・・。タイ航空でスイスからタイに来ると、スイス時間の深夜12時、タイ時間の朝5時に到着するのです。とてもすぐに動けません。

せっかくなら見どころに行きたいところですが、スイスではおみやげを買っていなかったので、せめて最小限の人にあげるものだけでも、ここで探さなくてはいけません。というわけで本日はおみやげ探しの日。

前に行ったことがあり、なかなかよかった「スアン・ルム・ナイトバザール」へ。ムエタイの試合が行なわれる、ルンピニー・ボクシング・スタジアムのすぐ隣にあるマーケットです。

タイのリラクゼーション(?)といえば、タイマッサージが有名ですが、今日はこのナイトバザールに、珍しい店ができているのを発見しました。

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それはトルコの温泉に棲む、老化した角質を食べることで知られる魚「ドクターフィッシュ」。日本でもスーパー銭湯で見たことがありますが、なんとタイにもあるとは意外。
トルコはきっと、あっちこっちにこの魚を輸出して稼いでいるのでしょう。

日本では20分で1500円とかしたと思いますが、ここでは15分450円程度。トルコで未体験な私、せっかくなので試してみることにしました。

布で拭いたあと、水槽に足を突っ込みます。するとマッチ棒ぐらいの小さいやつから、小指程度の大きめのやつまで、黒い魚がわっとばかりに吸い付いてきます。あまりのくすぐったさに一人で大笑いしてしまい、またうじゃうじゃいることの気味悪さに、なかなか足を水に浸けていられませんでした。

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だんだん慣れてくると、じっくり魚を観察する余裕も生まれます。皮膚の表面を口でつくつくつつきながら、ごちそう?を食べているようです。手も入れてみましたが、足ほどたくさんは寄ってきません。15分たっても足にくっついている魚の数は減らなかったので、まだまだ私の足には食べるところがあるようでした(笑)。

この魚につついてもらうと美肌効果を期待できるとのことですが、ちょっとすべすべしたかも?ぐらいの実感。美肌というなら、顔をやってもらわないとだめですね。

たいした観光もしなかったタイ滞在。唯一話のネタにできる出来事でした。

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スイス旅行のあんまりな「オチ」
「ま・・・まさか!!」

肩から斜めにかけたかばんの中を、片手でさぐりまわしていた私は、顔からさーっと血の気が引くのを感じました。

パ ス ポ ー ト が 、な い 。

場所はチューリヒのクローテン空港、時はタイ航空TG971便の出航2時間前。預け荷物の準備は万全、チェックインの列に並ぶ際、必要書類を手にとろうとしたときでした。

状況がどんなに絶望的かを思い巡らす前に、私にはすぐ思い当たるところがありました。前々日に泊まっていたサース・フェーという町の宿で、パスポートを預けたままだったのです。

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サース・フェーの町におおいかぶさるような氷河

スイスでは、ホテルにチェックインの際にパスポートを見せることはあっても、預けさせられるところはありません。サース・フェーの宿は例外だったのです。しかも言葉が通じず、なんだか分からないまま預けさせられてしまったので、ホテルの人も返すのを忘れ、私も返してもらうのをすっかり忘れていたのでした。

あわててそのホテルに電話。もちろんパスポートはそこにありました。でもチューリヒからサース・フェーへは、電車とバスを乗り継いで最短でも片道3時間はかかります。2時間後のフライトに間に合いっこありません。
パスポートがないと分かってから5分ほどで、今日の便に乗るのは無理だとあきらめました。意外に冷静なのに自分でも驚いていました。

タイ航空の窓口に行くと、私の使っていたチケットは格安で、やはり変更はできないとのこと。幸い翌日の席は空いていたので、チューリヒ→バンコクの片道チケットを自腹で購入。タイでの休日が1日に減ったことは別に構わないのですが、月給の半分を超える金額を、あっという間に失ったのにはかなり参りました・・。

相当落ち込みながら、サース・フェーへの乗り換え駅、フィスプに向かう電車に乗ります。この電車に昨日も乗って、フィスプからチューリヒにやって来たのでした。こんなにぎりぎりでなかったら、もし宿の人か自分かが気づいていたら、もし昨日の宿がパスポート提示を求めてくれていたら、なんとかなったかもしれないのに・・。

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山から見たサース・フェーの町

今回の旅は充実しており、いろいろな人にも会えたし、めでたしめでたしで終わると思われた、まさに最後の最後で・・。まったく、これが旅というものです。しかしくよくよ考える一方で、こんなにも自分を翻弄する旅というものに、どこか痛快なものを感じている自分もいるのでした。

実は、サース・フェーのそのホテルには、かなりおいしい特典があったのです。それは宿泊するとサース・フェーのケーブルカーが乗り放題になるパスをもらえるというもの。これがあれば経費をかなり節約できるので、このホテルに早朝おしかけ、ずうずうしくパスをもらってきたのでした。

だんなさんと奥さんが経営する感じのいい宿でしたが、だんなさんはドイツ語しか通じないようです。英語を話す奥さんは自宅におり、電話で私の意図を伝えると、だんなさんがパスを用意してくれました。

「やったー!!」
首尾よく物事が運んだことがとても嬉しく、しかもその日の仕事も充実したので、満足感でいっぱいでした。だんなさんがパスを用意してくれたときに、返してくれなかったパスポートのことは、すっかり忘れてしまったのです。これが、帰国までに日数があれば、まだ気づく機会もあったのでしょうが、出国予定はその翌々日でした。

再び舞い戻ってきたサース・フェー。ホテルでは帰国できなかった私をまた快く泊めてくれ、食事をご馳走してくれました。ありがたく申し訳なく、かつ「責任は半分そっちにあるのに〜」という複雑な気持ちを抱きつつ、天気が悪いせいか私の落ち込んだ気持ちのせいか、おとといより色あせて見える町を歩いていました。

その翌日やっとスイスを出た私は、現在タイの空港にいます。東京行きは7時半発と早く、絶対に遅れたくないので疲れるのを覚悟で徹夜です。バンコクのスワンナプーム空港は、24時間開いている食堂もあってなかなか快適に飛行機待ちできますよ。

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こちらは内容とは関係ないですが、世界遺産アレッチ氷河です